繰り返し読みたい「編集とは?」を考える記事

編集とは、なんなのだろうか? まだまだよくわからずに、そういうことが書かれた書籍を手に取る機会を増やしています。とはいえ編集とはこういうものだ!と定義できているかというとそうではない。大御所数十人に話を聞いてみても、それぞれ皆それぞれの定義が違うじゃねーか!と。そこで、自分を考えるのは置いておいて、まずは誰かが話していることをそのままメモしておくことにします。

ザーッと参考記事

編集者の仕事は「影響力を最大化する」こと

 cakesを運営する加藤さんのお話。メッセージの強さや深さと、情報やメッセージが広まった数が掛け合わさって、影響力を最大化する仕事だと述べています。

なんとなくわかる気がするけど、たぶんわかっておりません。。でもね、これからですから。しっかり答えを見つけていきますよ。

東洋経済オンライン編集長「佐々木紀彦」に聞いた、情報のプロになるためのブックマークサイト5選 | 20代の”はたらき”データベース『キャリアコンパス』- powered by DODA -

編集者の仕事は、大まかにいうと次の3つです。
(1)光る人・情報を探し出す
(2)人や情報をつなげ、新企画を生みだす
(3)面白い企画をプロモートする

だそうです。いまは情報に溢れている時代なので、「情報を取捨選択する」が(1)に入ると考える人もいるようです。

企画を考える時に参考にしたい記事は以下。

おもしろさの正体.txt|加藤貞顕|note

古賀史健×加藤貞顕【前編】 企画の入口と出口を考える|アイデアを紡ぐ、編集の話。|cakes編集部|cakes(ケイクス)

 

編集っていまだによくわからないです。「はじめての編集」読書メモ。

僕がこの本を読んで思ったのは、編集者の役割というか求められる能力って「ある情報を必要な人に気づいてもらい、心動かす」ことだけしか考えられなかった。おそらくこれが一番重要で、そのためにターゲットを決めて、その人たちに喜んでもらえるネタを選び、創り出し、素材を集めて見える化するんだろうなーと。メディアって深いなぁ…。

『はじめての編集』(菅付雅信 著)の読書メモだそう。御意。 

仲暁子 vol 1. 話題になっている本はとりあえず読む。人の心を動かす「なにか」を知るために|プロフェッショナルの本棚|ホンシェルジュ|cakes(ケイクス)

人の心を動かすものを考えるには、やっぱりいま話題の本や映画、そしてニュース等についてそれがなぜ皆から賞賛、あるいは批判されるのか考えるのは良いと思います。

サイバーエージェントには「編集力」が足りない : まだ東京で消耗してるの?

「その組織に固有の価値観を持って、コンテンツの元となる『素材』を集め、編み、『新しい価値』を世の中に提供していく能力」
本当に難しいのは、ライター個々人の特性を見抜いて「こんな原稿書いたらどうですか?」とサジェストすることなのです。

ライター個人の強みを活かしたネタ振りをすることに関しては、引き続き試行錯誤しながら取り組み続けたいことです。

どんな仕事でも編集力ないとヤヴァイとB&B菅付スパルタ塾を受けて地獄を見て感じた件 | The Startup

イタコ力が足りない。プレゼン相手のことを考え抜けば、その人が自分の中に降りてくるから。その人になり切って企画を考えるのが編集者だ。編集とは、企画を考え、人を巻き込み、モノを作ることである。 企画を考え、人を巻き込む。その段階では特にイタコになる編集者的能力が必要になる。

これが「読者を見る」ということなのかと思います。企画を実現するための話もあります。

編集力=組み合わせによる化学反応を追求する力:The Media8 | The Startup

「企画」の実現において、「誰の」手を借りると良いか。キャスティング力が編集者に求められる最大の力量であり、最終工程でその編集者なりの「味付け」ができるかも大事なスキルだと思います。 「編集力が足りない」と思っている人は、「何かと何かを結びつけること」思考訓練を日々してみるといい。

というわけです。皆さん近いことを仰っているのかなというイメージでした。そんな「編集とは?」の考え方を頭のなかに取り入れた上で、では日常的にできる編集力を高める練習法をメモしておきます。

喩え話を日常的にすること

次代の最重要スキル「編集力」を高める最も簡単な訓練法を教えよう | 原亮介

さて、いよいよ本題だが、 この編集力を高める誰にでもできる最も簡単な方法を教えよう。 それは、喩え話を日常的にすることだ。え?そんなこと?と思われるかもしれないが、喩え話は、情報と情報の間の「関係」を編む、編集行為そのものなのだ。 喩え話の持つスキルアップの力をざっくり"ファイブフォース"で整理してみると、こんなイメージだ。 1:モノゴトの要素分解力が高まる 2:多面的に分析・解釈する力が高まる 3:相手視点のコミュニケーション純度が高まる 4:イノベーションを生みやすいアイデア脳になる ※イノベーションとは潜在的ニーズ・欲求の解決 5:結果として面白い奴になる ※芸人は編集力が高い

つまり、素材を繋げて価値を生み出し、その影響力を最大化していくための第一歩になるかも!くらいのイメージでしょうか。日常的に一歩深く考えるための良い手法かもしれません。簡単にできるので、ひたすら例えていきたいところです。

『WIRED』のヒップホップ・スタートアップ特集を切り口に、編集について語っているこの記事もとても参考になるのでメモしておきます。

編集はヒップホップだ。編集者は美学を持ったB-BOYたれ | 原亮介

さいごに

【第2回】 コルクが考える新しい編集者像|未来を切り拓く作家たち 株式会社コルク・三枝亮介インタビュー|古賀史健|cakes(ケイクス)

「編集者とは、木の上に登る人間だ。そして作家に向かって『あなたの進むべき道はあっちだ』となるべく遠くを指さすことのできる人間だ」と。

いい例えですなあ。