小回りのきく出版の型
最近は小回りのきく出版の方法を考えています。 クレイグ・モド著、『僕らの時代の本』を読んでちょいとメモ。
超小型出版の特徴と美学については以下とのこと。
- 小さな発行サイズ ( 1号あたり3~7記事 )
- 小さなファイルサイズ ・デジタルでの流通を意識した購読料
- 流動的な発行スケジュール
- スクロール (ページ割やペ ージめくりといったペ ージネ ーションは不要 )
- 明快なナビゲ ーション・HTML(系 )ベ ース
- オ ープンウェブ
いつ読んでもらうのか
自分が読者であれば、どのタイミングで読みたくなるのか。それを考えるには間の時間だったりアイデアを探していたりわからないことがあったりする問題に直面したときだと言います。
「コ ーヒーを買うのに並んでいて 、 10分時間をつぶさなければならない 」という身近な例をとりあげている 。「時間をつぶさなければならない 」という問題に直面した人々は 、それを解決するためにスマ ートフォンの力を借りて 、10分を趣味や学びの時間にあてるのだ 。
小型出版の例
本著では、魅力的な小型出版として『The Magazine 』を取り上げていました。
ブログが出版業界に位置しないのと同様に、『The Magazine』は雑誌業界に位置するものとは思っていないそうです。雑誌だけども、もっと新しい位置づけとのこと。
- 各号4~5記事のみ
- 各号の大きさは数メガバイト以下 。
ダウンロ ードに数分や数時間かかる多くの電子雑誌とは違い 、数秒でダウンロ ードできる
- 購読料は月1.99ドル
- Newsstand経由でプラットフォ ームへスムーズに配信される
- 出版は月2回
- ページネ ーションなしのアプリケ ーション
- ナビゲ ーションは一貫していて 、完全に直感的
- HTMLベース
さいごに
ざっくりと本著を引用しましたが、低コストで継続的におこなえる点で、今小回りのきく出版を考えている人にはとても参考になると思います。
引用:『ぼくらの時代の本』クレイグ・モド著