これは素晴らしい!と思える日本発のGoogle Open Gallary

Google Open Gallaryを知っていますか? 

Google Open Gallaryでは、誰でも、簡単にウェブ上に美術館を作ることができます。

今回はそんなGoogleの新しいサービスから、見せ方、伝え方を参考にしたいと思います。

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アーティスト、美術館、アーカイブ、ギャラリーのためのパワフルな無料ツール あなたがコンテンツに集中できるようになるテクノロジーを開発しました

世界のクオリティの高い作品の数々をまるで美術館に行ったかのような感覚で観られるのがポイント。各ギャラリーには「展示に行く」というボタンをクリックすると横にスライドしながら流れるように作品を観ることができます。

良いポイント

  • 実際の展示のようにストーリー性を持った伝え方が可能
  • 解説の文章があり、創り手の想いを受け取りやすい
  • 作品をどこまでもズームできる
  • 画像・音声・動画を自由に組み合わせられる

実際の美術館だと作品が遠くて見づらいときもありますが、虫眼鏡で覗くように作品くをじっくり観られるというのが良いポイントだと思います。

良くないポイント

  • 無料で利用できるゆえに、課金機能はない
  • まだサービスの立ち上げ段階であるがゆえに作品数が少ない

Google Open Gallaryでは無料で利用ができる一方で、課金機能がないのが少し残念だなと。とはいっても、このサービスの目指している方向性、Googleの向いている先はオープンでFREEであることだというのはわかるので、これはそれほど良くないとは思いません。

これは素晴らしい!と思える日本発のGallary

1.Gallery Ryohei Yamashita


Gallery Ryohei Yamashita

強い色を組み合わせても、むしろそれが自然のように見えてしまう色彩感覚豊かな展示。躍動感に感動します。

2.開楽智治イラスト集 / Tomoharu Kairaku


ILLUSTRATIONS BY TOMOHARU KAIRAKU / 開楽智治イラスト集

こちらの作品のほうが日本人の感性に近いと感じて、直線的な表現というよりは、間接的に訴えかけてくるものがあります。動物のイラストが可愛い。

3.Hachiro Kanno


Hachiro Kanno - Artistics Online Art Gallery

フランスで活動するHashiro Kannoさんのアートギャラリーです。この展示にはどこのプロモーションビデオだよ!と言いたくなるほどクオリティの高い動画が作品と作品の合間に差し込んであるので、知らぬ間に動画がスタートします。自然と動画に見入ってしまう感覚はまるでショートフィルム。ウェブ上の伝え方の手法の一つとして非常に参考になるでしょう。

さいごに

Google Open Gallaryを使ってなにができるか」 という視点で、実際にこのサービスを活用している人たちを見てきたわけですが、ここまでクリエイターの作品を「観る」に視点を置かれたものはないと感じました。実際の展示を観に行ったときのような流れとストーリー性を作れるのは、WordPressなどのブログやTumblrなどのSNSを使ってやるとしてもかなりカスタマイズしなければなりません。

展示を観にきた来客が展示の体験や作品そのもの、つまりクリエイターに対して直接お金を払える仕組みがあれば良いのになと思ったところもあります。