未来の仲間は、20代で出会っているもの

あんことあんなことしたいなあ……と思っているたくろー@takurokomaです。

今日お話したいのは、20代前半の人に読んでほしいです。伝えたいことは、20代で出会っている人と、近い将来また一緒に仕事や夢中になれる活動をしているだろうという話です。

筆者はまだ20代前半なので、世の中を担って社会で働く30〜40代の大人たちは、どのような人との出会いがあって、どういう経路でいまの仕事や仕事以外での熱中する活動をしているのか。とても気になっていました。

インターネットを通じて、リアルで出会う

自分の周囲の人に聞いてみると、下記のようなインターネットを通じてリアルの場で出会ったメンバーと、お互いが高い関心を寄せる話を通じて新しいウェブサービスやメディアの立ち上げをしたのだそうです。

  • ブログを通じて出会う
  • インターネットでイベントの企画・運営をしていたときに出会う
  • 好きなインターネットのコミュニティのオフ会に行ったときに出会う

そういえば、ナタリーもオフ会で大山卓也さんと津田大介さんが出会ってはじまったものだと『ナタリーってこうなってたのか (YOUR BOOKS 02)』(大山卓也 著)に書いてありましたよね。

それからさらに半年後に、初めての「オフ会」を開催したのも自分にとっては大きな出来事となった。ネットの向こう側にいた読者と実際に対面して音楽の話をするのは楽しい体験だった。そのオフ会の参加者のひとりが、のちにナタリーを一緒に立ち上げることになる津田大介

大山卓也さんはミュージックマシーンという音楽情報サイトを立ち上げてから半年後に、このオフ会を開いたそうです。

東浩紀さんの『弱いつながり 検索ワードを探す旅』でも、たまたまパーティーで知り合ったような「弱い絆」をきっかけに転職したひとのほうが満足度が高いという話がありました。ノイズの話も腑に落ちます。

環境を意図的に変えることです。環境を変え、考えること、思いつくこと、欲望することそのものが変わる可能性に賭けること。自分が置かれた環境を、自分の意志で壊し、変えていくこと。自分と環境の一致を自ら壊していくこと。グーグルが与えた検索ワードを意図的に裏切ること。環境が求める自分のすがたに、定期的にノイズを忍び込ませること。 

ノイズ垂れ流しとも言える情報社会では、リアルの場でノイズを受け入れるくらいがちょうどよいのかもしれません。インターネットを通じてリアルで人と会って、ぺちゃくちゃ喋ること、この行為そのものをきっかけに自分の予想できる範疇を超えた新たな視点を発見できるのでしょう。

さいごに

20代は社会と上手に付き合おうとしながらも、どこかプライドだけが高く、自分にしかできないことを探そうとしてしまいます。 それはなにも悪くありません。

だけれども歳を重ねるごとに、気張らずに自分らしくいられるようになっていくのが30〜40代くらいの大人に多いような印象を持っています。

自転車のように軽く乗れてふらふらできるのが、若者にとってのインターネットです。そんななかで面白いと思う情報や人と出会うためには、通りすぎずに自転車を降りて少し歩いて覗いてみる必要があります。そこで出会った人とまた自転車で散歩するみたいに、ゆる〜く話をしてみることが後々のきっかけになるのでしょう。

30〜40代になったときに振り返ると、未来で一緒にいる人は20代の頃に出会っているのだろうと思います。