【体験について】リンゴ飴音楽祭2014に行ってきた。アイドルの生LIVEってアクティビティだね!

アイドルの生LIVE(ライブ)が観たくて、リンゴ飴音楽祭2014に行ってきました!お早うございます。

今日はそんな人生ではじめてのアイドルのライブで思ったことについて綴ります。まずは、ringo-a.me(りんご飴)について紹介しますね。

ringo-a.me(りんご飴)とは

りんご飴とは、ざっくり言うとりんご飴を持った可愛い女の子を観れるウェブサイトです。「りんご飴が溶けるほど、恋したい」と謳っており、「あんことあんなことしたい」という欲望だけの筆者と非常に親和性を感じます。

加えてもう一つ覚えておきたいのは自称ゆるキャラのりんご飴マンがいるところ。ライブではアイドルに混じってステージ上で踊りだすというむしろ激しい一面を見せました。

そんなアイドルたちのライブを観て、ラフティングを思い出しました。

体験というか、アクティビティ

「ライブは素晴らしい体験ができる!」とよく耳にするけれど、このリンゴ飴音楽祭2014は、まさにアクティビティと呼ぶべき祭りでした。

ふつうのライブじゃない。映画のように受動的に観る体勢でいたぼくは腕を引っ掴まれ、これから激流を下っていく雰囲気を滲みだしている、あるいは戦闘前のオーラ秘めている、海賊ではないけど仲間意識の高いバギー海賊団みたいな船に乗せられました。

迎える大波に「ヨッシャアイサー!!」みたいな船長の合図がかかると、濁流に飲まれないように先頭で舵を切るアイドルたち、そして息遣いの荒い仲間といっしょに必死でパドルを漕ぎながらも「ちがう!そこそうじゃないぃ!」と罵られ、汗臭い水しぶきを顔に受けながら、己も垂らしながら雄叫びという名の掛け声をかけあう。

ひとつ間違えれば岸壁に衝突するくらいの勢いでした。しかしそれも終わってみると、とても清々しい。みな認識できる臭さなのに風呂あがりのような、満足感に満ちた表情をしていました。たしかに濡れてはいました。

さて、最近「体験」についてよく考えることがあるのですが、価値ある体験の一つとしてアクティビティがあると思いました。 仲間と一緒に身体を動かすアクティビティ。1人の世界で没頭する映画とはまた種類が異なります。

ただライブで観て聴くよりも、受け手であるファンが身を乗り出して身体を揺らすことから「体験」ははじまるのかなと。

キャンプもアクティビティだよね。寒空の下美味しいコーヒーとご飯を作り、分かち合いたい。コッヘルやバーナーとかのキャンプ用品を買っちゃうのは仲間と同じものを持ちたい!みたいな感覚。

これは「つながり」や「身内感」を作る一つの手段なのだろう思います。「体験」については、nanapiのけんすうさんが話すコミュニティの話が参考になりますね。

3.意味不明にする

意味とか価値が説明できる機能って、なんかイケてない。わかりやすいものがいいとか、UIはシンプルで使いやすい方がいいと思いがちだけど、決してそうじゃない。わかりにくいからこそスティッキネスになったり、知りたくなるという人間の心理がある。

いわゆるオタ芸って、はじめて見た時は意味不明でした。。UIにしたらクソなのかもしれません。

5.手段を目的化する

目的に向かって手段をあてるというアメリカな考え方じゃなく、手段自体を目的化することが大事。人間が生み出すものは目的のために作り出すよりも、それ自体がめちゃくちゃ楽しくて盛り上がって行く方が強いと思っている。 「コミュニティサイトとビジネスの失敗はかなり違うと思うんですね。コミュニティの話は非言語な部分がほんと多くて説明しづらいんですが、あえてゴールを明確にしないで、この機能をつけてみたら、ユーザーさんはどういう反応をするかなというのを見てみるというのが大事だったりします」

参照:「けんすう」が語る、コミュニティサイトをコントロールするための5つのポイント | HRナビ

いろんなアイドルが集まるライブでは、もちろん「ん?このアイドル知らないわ」となっている人々が散見されるのですが、オタ芸をそこにいる仲間とやるためだけにステージ最前列に居続けます。これこそ「手段が目的化している」ですよね。

さいごに

アイドルのライブは、身内しかわからない言葉を使ったり、同じポーズをとったり、神話があったりともはや宗教です。そんなところに体験やコミュニティ、コミュニケーションを考えるための参考になるポイントがあるのでしょう。

参照:熊谷氏が語る、「宗教の5つの共通点」と組織運営 : まだ東京で消耗してるの?

そして、もはやライトノベルくらいキャラ設定が細かく、それぞれが得意分野を持ってバーティカル化しながらも、横断的になんでもやるアイドルたちを尊敬します。

そればかりでなく、素晴らしい音楽祭を作ってくれたringo-a.meを運営する少数精鋭のチームにも感謝尊敬と注目をしながら、今後もその活動を楽しみにしていたいと思います。


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